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頭痛外来

頭痛外来とは

多くの方を悩ませる頭痛。「私は頭痛持ちだから」とあきらめてはいませんか?頭痛はひどくなると、仕事や家事など生活に支障をきたす場合もあります。頭痛にはさまざまな原因がありますが、当クリニックでは脳神経外科医があなたの頭痛が「命に関わる緊急性のある頭痛」か「そうでない一般的な頭痛か」をしっかりと見極めます。

また、緊急性のない一般的な頭痛にも色々な種類があり、正確な診断をした上で治療を進めないと、なかなか改善しないということもあります。あなたの頭痛が「どういった種類の頭痛なのか」をしっかりと見極めて治療に当たることができるのが頭痛外来です。

当クリニックの頭痛外来の特徴

当クリニックの頭痛外来の特徴は、「一人ひとりに合わせたテーラーメイドの治療を行っている」ことです。問診では症状だけでなく、生活習慣、生活スタイルまでじっくりと時間をかけてヒアリングを行い、頭痛の原因がどこにあるのかを探っていきます。一人ひとりに合わせた治療や生活指導を行うことで、より精度の高い治療を目指しています。

こんな症状が気になったら頭痛外来へ

一口に頭痛といっても、その症状はさまざまです。以下のような痛みや違和感がある場合は、頭痛外来を受診すると良いでしょう。

  • 突然起こる激しい頭痛
  • 毎日続くズキズキするような頭痛
  • 吐き気を伴う頭痛
  • 鎮痛剤を飲んでも治らない頭痛
  • 頭がしめつけられるような頭痛
  • 頭が重たいように感じる(頭重感)


治療の流れ

1. 問診

症状の現れ方、頻度、継続する時間などを詳しく問診し、生活習慣(睡眠や食生活、ストレスなど)についてもヒアリングを行います。


2. 検査

必要に応じ、血液検査、MRI検査を行い、頭痛を発生させている疾患について判別を行います。


3. 治療

痛みをコントロールするためのお薬、原因となる疾患に対応する薬などを処方します。必要な場合には外科的治療(手術)を行うこともあります(手術が必要な際は対応可能な提携病院を紹介いたします)。
また、生活習慣などの改善が必要な場合には、その指導やアドバイスも行っています。

頭痛外来で行う検査

血液検査

頭痛はさまざまな疾患が原因で起こります。血液検査を行うことで内科的な疾患がないかを調べます。

MRI検査

頭痛の原因となる器質的疾患(くも膜下出血、脳腫瘍など)がないかを調べます。脳の疾患の場合は迅速な検査、診断が必要で、当院では院内にてMRI検査が可能です。

代表的な頭痛の種類

頭痛にはさまざまな種類があります。ここではよく見られる代表的な頭痛を紹介します。

命に関わるような危険な頭痛

原因が脳にある頭痛で、突然起こる激しい頭痛である場合がほとんどです。「今まで経験したことが無いような痛み」「頭が割れるような痛み」と表現されることもあります。

これらの頭痛は頭の症状だけでなく、他の症状も伴っていることがあるので、全身をチェックします。

  • 手足の動かしにくさ
  • ろれつが回らない
  • 手足の感覚がおかしい(力が入らないなど)

頭痛に加えてこういった症状がある場合は、脳の疾患であることが多いため、早急に受診する必要があります。

クモ膜下出血

今まで経験したことのない頭痛が突然起こるのが特徴です。激しい痛みのために意識を失ったり、吐き気などを催したりすることもあり、救急車で運ばれる方もいます。多くの場合、脳動脈の一部にできた「コブ」である脳動脈瘤が破裂することが原因です。50代から60代の方に多く、発生の危険因子としては「高血圧」「喫煙」「飲酒」などが挙げられます

脳動脈解離(のうどうみゃくかいり)

脳動脈血管の内膜が破れることで発生する疾患で、多くは脳の後方に向かう椎骨動脈で見られます。後頭部やうなじ、首筋のあたりに痛みが発生するのが特徴で、症状が似ている緊張型頭痛との判別が重要です。

脳腫瘍

脳腫瘍の痛みは、徐々に強くなることが特徴で、早朝、起床時に強く感じる場合が多いです。頭痛に加え、吐き気や食欲不振、視力障害、めまい、しびれなど、腫瘍の発生部位に応じて他の症状が出ることもあります。

脳梗塞

脳梗塞でも頭痛が起こることがあります。頭重感などの頭痛に加え、手足や顔などの片側に麻痺が出たり、ふらつきなどが生じたりすることもあります。

日常的に起こる頭痛

日常的に起こる頭痛にも色々な種類があります。代表的なものは「片頭痛」「群発頭痛」「緊張型頭痛」「薬剤使用過多頭痛」の4つです。

片頭痛

ズキンズキンと脈打つような痛みが特徴で、多くの場合、痛みは頭の片側に見られます(両側に起こることもあります)。ひどくなると、吐き気を伴うほどの痛みになり、痛みのために日常生活に支障をきたす人もいます。体を動かすことで悪化したり、光や音の刺激で悪化したりする場合もあります。

20代から40代の女性に多く見られ、「ストレス」「睡眠不足」「天候の変化」「光や音、匂い」などが頭痛を誘発する因子として挙げられています。

緊張型頭痛

ギューッと頭が締め付けられるような痛みが特徴で、痛みは頭の両側に見られることが多いです。寝込んでしまうほどの激しい頭痛であることは稀ですが、頭痛が長く続くことがあります。

肩や首の筋肉の緊張が主な原因で、スマートフォンやパソコンの長時間使用なども影響しています。また精神的ストレスも緊張型頭痛の原因となることがあります。

群発頭痛

「片目をえぐられるような痛み」と表現されるような、激しい痛みが起こります。片側の目の奥がひどく痛み、同じ側の目や鼻に、涙や鼻水などの症状が出る場合もあります。
一度発症すると毎日同じくらいの時間に繰り返し発生することが多く、数週間から長い人では数ヶ月症状が続くこともあります。

夜間に発生することが多く、痛みのために目が覚めてしまうこともあります。発生頻度は、他の頭痛よりは少なく、20代から30代の男性に多く見られます。

薬剤の使用過多による頭痛

頭痛を抑えるための鎮痛剤を使いすぎることによって引き起こされる頭痛です。薬剤の使用過多による頭痛は市販薬でも処方薬でも起こり得ます。
痛みに対する不安から、頭痛が起こる前から薬を飲んだり、頭痛が無いのに漠然と薬を使用したりすることで、薬の効果が弱くなり、その結果さらに頭痛が悪化するという悪循環を起こしているのです。

「今まで使用していた薬が効きにくくなった」「薬を月に10日以上使用している」という方は、一度頭痛外来を受診することをおすすめします。

ドクターからのアドバイス

頭痛は稀に怖い病気が隠れていることもあるので、自己判断をせずに早めに頭痛外来を受診することをおすすめします。手軽だからといって市販薬を多用すると、なかなか治らないということもよくあります。「頭痛」は病気ではなく症状の一つとされていますが、私は「頭痛は立派な病気」だと思って治療にあたっています。一人で悩まずに、ぜひ気軽に相談してください。

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